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サンキョー株式会社からのお知らせ

社会福祉法人さぽうと21 被災地支援活動報告

 ~2014年10月7日~8日撮影~

さぽうと21より被災地支援活動報告がございましたので転記致します。

東日本大震災発生から、3年半が経過しました。 当会では、サンキョー株式会社 様 からのご支援のもと、岩手、宮城、福島の3県において支援活動を続けております。 その中でも福島は、地震と津波による被害に加え、原子力発電所の事故により、市内・市外での避難生活を余儀なくされている方が未だ多くおられます。

外で遊ぶことのできない子どもたちに大型絵本を

福島県の相馬市・南相馬市の行政や被災地で活動する法人・団体の担当者との協議の中で、特に仮設住宅などにお住まいの方の中には、震災で近親者やご友人を亡くされた悲しみや、放射能への不安から、精神的に落ち込んだ状態が続いている入居者がいらっしゃることがわかりました。

そこで当会で相談事業を担当している役員と、カウンセラー養成講座を受講したボランティアが中心となり、特に年配の被災者の心のケアを兼ねて、南相馬市社会福祉協議会(南相馬市 鹿島区)が市内の仮設・復興住宅にて行っているサロン活動に協力しました。

また、福島で活動を続ける中、児童館で読み聞かせ用の絵本が不足しているとの要望がありました。放射線量の影響から、子どもを外で遊ばせることを心配するご家族が多くいらっしゃり、親が仕事から戻るまでの時間、児童館で過ごす子どもも増えているようです。

この度、福島県内の書店を通じて、皆で楽しむことができる大型の絵本(主な寄贈本:『はらぺこあおむし』『三びきのこぶた』『おおきなかぶ』など11点、サイズ:約36cm×50cm他)を福島県相馬市内にある「相馬中央児童センター」に寄贈いたしました。

訪問したのは放課後の学童の「児童クラブ」活動の時間帯で、30名ほどの低学年の児童が集まっていました。

 

中央児童センター前

大型絵本に興味津々の子どもたち
「みんなで一緒に読めるから嬉しい!」

大型絵本は、一度に大勢の子どもたちを対象に読み聞かせをするために制作されたものです。大きな絵本は迫力があり、視覚的効果も高く、子どもたちには大人気でした。
日頃は大人が子どもに読み聞かせるのですが、この日は子どもたちが自ら次々に本を手にし、交代で読み聞かせをしました。

 

センター室内に設けられた砂場遊びスペース。
屋外では遊ぶことが出来ない状況が続いている。

外に設置されているガイガーカウンター(放射線測定器)。天候により変動が大きい。

放射線量を気にしなければならない地域では、子どもの遊びも自ずと屋内遊びが多くなり、児童センターの庭の砂場も建物の中という状態が続いています。

 

仮設・復興住宅にお住いの被災者の方とのサロン活動

南相馬市は南北に広く、被災者の方が避難生活を送っている仮設・復興住宅も広範囲に及びます。

同市の社会福祉協議会では、外部のボランティアを受け入れながら、毎週平日の隔日にサロン活動を行っております。

今回のサロン活動は、まず牛河内第二応急仮設住宅(南相馬市 鹿島区)の集会所で行われ、20名弱の被災者の方が参加されました。


仮設住宅内で過ごすことの多い被災者の方へマッサージ。

医師による「インフルエンザに季節に向けての注意」、また傾聴ボランティアによる「良い眠りについて」などの講座があったほか、血圧測定や整体師によるマッサージが全員に施術されました。

次の会場である原町区福祉会館(南相馬市 原町区)では借り上げ住宅にお住まいの方が46名参加されました。

外出する機会の少ない入居者の方が、少しでも多く参加できるよう、借り上げ住宅から会場まではバスの送迎が用意されています。

 

ここでも健康管理のために、看護学校の学生による血圧測定、医師による「インフルエンザの季節に向けての注意」の講座がありました。

また、ボランティアのギターやキーボードの演奏に合わせて「歌を歌うプログラム」や、「交通安全を呼びかける旗づくり」など、体を動かしたり、声を出したりする活動もたくさん盛り込まれていました。

借り上げ住宅の入居者の中には、同郷の方と離れてしまい、周りに知り合いもいない中で生活されている方が多くおられます。そのため、より一層孤独感を深めていらっしゃることが懸念されております。
当会では、カウンセリング経験が豊富なボランティア2名と共にこれらのサロン活動に協力し、参加者の方々に心休まるひと時を過ごしていただけるよう努めました。

活動中にお話を伺った方からは、「今はバラバラになっている同郷の友人と再会して、一緒に過ごすことのできるこのひと時が、いつもとても待ち遠しいの」という感想をいただいております。

 

日 程 2014年10月7日(火)‐8日(水)
訪問先 中央児童センター(相馬市)、牛河内第二応急仮設住宅(南相馬市 鹿島区)、原町区福祉会館(南相馬市 原町区)
参加者 ボランティア2名 及び 当会役員
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