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サンキョー株式会社からのお知らせ

社会福祉法人さぽうと21 被災地支援活動報告

岩手県釜石市の中学校への楽器支援
(2014年10月、岩手県釜石市立大平中学校にトロンボーン1本を寄贈)


演奏会の様子

大平中学校は、東日本大震災により甚大な被害を受けた岩手県の釜石市内にあります。

高台にあるため、津波による流出は免れましたが、釜石湾は目と鼻の先、辺り一帯が浸水して一時は陸の孤島となり、数十名の生徒や教職員が救助を待ちました。

その後も避難所の一つとして、大きな余震と寒さが続く中、人々が身を寄せ合いました。

在籍中の生徒の多くも被災し、家族や親族に犠牲者が出ています。

今もなお、仮設住宅に暮らしながら通学している子どもたちがいます。

震災から3年半を過ぎた現在、首都圏からは見えにくい課題として、被災地の住民の間で貧富の差が拡大しているという現実があります。

職場を失い、収入を得られず、失業手当の支給対象となる家族が増えているのです。

非常に厳しい状況に置かれている岩手県の被災地の子どもたちへの支援として、当会はこれまで、主に教育面での支援を続けてまいりました。

2011年から2012年にかけて、釜石市をはじめ、大船渡市、陸前高田市、野田村及び宮城県石巻市の小学校・中学校・高校等に、合計230点の吹奏楽器とピアノ、97点の理科教材の他、部活動用のユニフォーム等を購入し、寄贈。

また、陸前高田市においては、地域の文化センター的な存在だった田村ピアノ教室(震災で全壊・流失)の再建を全面的に支援しました。

同教室には、2013年・2014年の3月に開催されたAAR Japan[認定NPO法人 難民を助ける会]主催の復興支援コンサート(当会は姉妹団体として共催)の際に、ヴァイオリニストの天満敦子さんが訪れ、生徒の皆さんと演奏するなど、現在に至るまで交流が続いています。

そして2013年12月、上記の大平中学校及び、同じ釜石市立の甲子中学校(震災時、共に一部損壊)にて、AAR Japanの協力を得て、日本の伝統音楽に触れてもらう企画を実施。両校生徒約220名を対象に、囃子大倉流大鼓方能楽師の大倉正之助さん(重要無形文化財総合認定保持者)による鼓の講習会を開催いたしました。

この度、大平中学校の副校長で音楽教諭の松村 敦子先生から、本年11月30日に開催される「第48回釜石市民吹奏楽団定期演奏会」に吹奏楽部が出演するとのご連絡をいただきました。

その際、演奏に必要な管楽器のひとつ、テナートロンボーンが未だ補充されないままになっていることがわかりました。

そこで、震災により破損した楽器の修理を行ってきた「大船渡楽器サポート」を通じてテナートロンボーン1本を購入し、お贈りすることにいたしました。

寄贈されたトロンボーン

地震発生時、校内で破損した吹奏楽器は、その後、学校予算により補充されております。

しかし、トロンボーンについては、担当の生徒が練習のために自宅に持ち帰っていたところ、津波によって家具等と共に流失。そのような楽器は補充の対象にならず、大切に使っていた楽器を失った生徒は、近隣の学校の吹奏楽部から毎回借りて練習を続けてきました。

見慣れていた街の景色が一変し、家族をはじめ、身近な人々や憩いの場所を失った生徒たち。音楽は、言葉による励ましだけでは伝えきれない、日本及び世界各地の人々の想いや願いを、子どもたちに届けてくれます。

震災以降、釜石市には全国から数万人のボランティアが集まりました。

大平中学校の生徒たちもまた、この3年半の間に市内のボランティア活動に積極的に参加するなど、生まれ育った地域の復活のために、自分たちで行動しようとしています。

大倉正之助さんの講習会に参加して、「大倉先生に命の大切さや人と人との『縁』というお話をしていただき、とても心にしみました。出会っていく一つ一つの縁を大切にして、今を生きられていることに感謝して成長していきたい」と語ってくれた生徒たち。今後も、地震と津波で深い傷を負った子どもたちが、音楽を通じて自己表現や聴き手との交流の場を経験し、将来に向かってさらなる一歩を踏み出してくれるよう願っております。

支援先 岩手県釜石市立大平中学校 吹奏楽部
学校住所 岩手県釜石市大平町3-6-1
部員数 男子4名、女子12名 合計16名
寄贈品 ヤマハ テナートロンボーン YSL-620 ケース付き 1本
納品日 2014年10月2日
納品 大船渡楽器サポート
協力 AAR Japan [認定NPO法人 難民を助ける会]
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