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サンキョー株式会社からのお知らせ

社会福祉法人さぽうと21 被災地支援活動報告

防災イベント in SOMAの共催
(2015年3月15日~3月16日、福島県相馬市など)


東日本大震災発生直後の2011年3月13日から緊急支援を開始したAARが、第3回国連防災世界会議(2015年3月14日~18日、宮城県仙台市)に合わせて、2日間の「防災イベント in SOMA」(福島県相馬市民会館)を開催。当会は一連のイベントを共催しました。 このイベントは、震災から4年が経過し、被災地以外では震災に対する関心が日々薄れつつある中、震災の記憶を風化させず、相馬地方の震災の経験や次の災害への備えを県内外に発信して防災・減災の取り組みを進めるために企画されました。
初日の3月15日は民謡歌手の原田 直之さんと、演芸家の江戸家 猫八さんによる「被災地応援コンサート」。2日目は相馬で復興に取り組む方々をパネリストとしてお招きし、「相馬地方防災シンポジウム」を開催。2日間でのべ1,100名にご来場いただきました。 また、被災地をめぐるバスツアーも同時に実施し、関東各地から84名の方が参加されました。

 

≪被災地の「今」を知り、「これから」を考えるバスツアー≫

これまでAARには、「機会があったら一度、福島を訪れたい」というご要望が、多くの支援者の方から寄せられていました。実際に被災地の状況を知っていただくことは、防災・減災意識の向上につながります。そこで、当会もこの企画の実施に協力いたしました。
参加した84名は、東京発の大型バス2台と栃木県小山市からのマイクロバス1台に分乗し、2015年3月15日~16日にかけていわき市と相馬市を訪問。相馬市民会館での「防災イベントin SOMA」、いわき市スパリゾートハワイアンズでの震災講話に参加した他、語り部の方々に被災地域をご案内いただく機会を設け、参加者の方々に被災地の現状を肌で感じていただきました。

 

語り部の熊倉 一巳氏

バスの車内で、現地協力者の方が震災時のことなどを詳しく話してくださいました。
(2015年3月16日、以下同じ)

震災慰霊碑の前で弔意を表す参加者のみなさん

相馬市内の震災慰霊碑を訪れ、弔意を表す参加者

相馬市伝承鎮魂記念館

相馬市伝承鎮魂記念館には、震災に関する資料が保存されています。

日   程 2015年3月15日~16日
参 加 者 84名
旅行企画 ・ 実施 近畿日本ツーリスト株式会社
企画協力 AAR Japan [認定NPO法人 難民を助ける会]
社会福祉法人さぽうと21
協   力 特定非営利活動法人 東京コミュニティカレッジ

 

旅程
2015年3月15日 2015年3月16日
非常食の体験(AARが食品を提供) 浪江町、南相馬市の被災地視察
語り部の熊倉 一巳氏による震災当時のお話 相馬沿岸部、震災慰霊碑、伝承鎮魂記念館などを視察
被災地応援コンサート 原田 直之さん[民謡]
×江戸家 猫八さん[お話]
相馬地方防災シンポジウムに参加
スパリゾートハワイアンズにて震災講話
ビーチステージで50周年特別フラショー開催
浪江町、南相馬市の被災地視察

 

 

≪被災地応援民謡コンサート 原田 直之[民謡]×江戸家 猫八[お話]≫

第3回国連防災世界会議の開催に合わせ、福島県相馬地方が地震・津波・原発事故の複合災害を経て学んだ教訓や、復興の過程で取り組んできた防災・減災対策を発信することを目的とし、AARが「防災イベントin SOMA」を開催(当会は共催)。初日の2015年3月15日、民謡コンサートを行いました。
第一部は江戸家 猫八さんによる「まずは健康から」というお話。猫八さんは岩手・宮城・福島の3県で、AARと共に100回を超える慰問活動を行っています。この日は笑うことの大切さを伝えるために、猫八さんの代名詞でもあるウグイスの鳴きまねをはじめ、カエル、ニワトリ、ネコなど楽しいものまねを次々に披露。会場からは笑いが絶えませんでした。
第二部は浪江町ご出身の原田 直之さんによる民謡コンサート。原田さんはAARと約30年にも渡る長いお付き合いがあり、快くご出演くださいました。「美しきわが故郷」、復興支援ソング「花は咲く」に続いて相馬地方の民謡「新相馬節」「相馬流れ山」「相馬盆歌」などを唄っていただき、一緒に口ずさむ方や目頭を押さえる方もいらっしゃいました。

 

江戸家 猫八さん

お話の合間にウグイスの鳴きまねをする
江戸屋 猫八さん

原田 直之さんによる民謡コンサート

相馬の民謡を中心に唄ってくださった原田 直之さん

 

日   程 2015年3月15日 14時~17時
会   場 相馬市民会館 (福島県相馬市中村字北町51-1)
来 場 者 約820名
主   催 AAR Japan [認定NPO法人 難民を助ける会]
共   催 社会福祉法人さぽうと21
後   援 相馬市
協   力 特定非営利活動法人 相馬はらがま朝市クラブ
協   賛 KPMGあずさ監査法人

 

 

≪相馬地方防災シンポジウム≫

-東日本大震災から4年 あらためて振り返る当時の対応とこれからの防災対策-

2015年3月16日、「防災イベントin SOMA」2日目の催しとして防災シンポジウムを開催。開会式では、康(カン) 京和(キョンファ)国連事務次長補(人道問題担当)兼 緊急援助副調整官よりご挨拶をいただきました。AAR理事長の長 有紀枝とともに相馬市の被災地を視察した康氏は、「国際社会は福島を忘れてはいない。国連は被災した日本の家族に寄り添い続ける」と述べられました。次に基調講演として、立谷 秀清相馬市長に、震災直後の相馬市の対応と4年間の防災の取り組みをお話しいただきました。立谷市長は、震災直後から今日まで「次の死者を出さない」という目標のもと、すぐに対応すべきことと再建に向けて取り組むべきことを常に見直しながら復興を目指してきたそうです。また、「今日まで相馬市で孤独死や経済的な理由による自殺を出さないでこられたのは、相馬市の皆さんが一丸となってこの危機に向き合ってくれたおかげです」と、防災・減災、復興における地域住民の協力の重要性を述べられました。

立谷 秀清相馬市長の基調講演

立谷 秀清相馬市長の基調講演(2015年3月16日)

 

シンポジウム第一部では、相馬市出身の方々が地震直後から現在までの経験と教訓を語りました。相馬市消防団 第7分団長の横山 和洋氏、みなと保育園園長の和田 信寿氏、NPO法人さぽーとセンターぴあ代表理事の青田 由幸氏は、震災当日に市民や園児、障がいのある方々を避難誘導したご経験をもとに、次の災害に備えるための取り組みを報告。また、津波に飲まれた経験を相馬市震災語り部として伝えている五十嵐 ひで子氏、震災直後から炊き出し等の支援を行った相馬市女性団体連絡会会長の新妻 はつ子氏、県内有数の景勝地だった松川浦の復興に尽力してきた松川浦観光旅館組合組合長の管野 正三氏は、「自分の命は自ら守るという気持ちを大切にしてほしい」「相馬の経験を後世に伝えていきたい」と話されました。
第二部は相馬地方で働く医師による、医療現場からの報告。南相馬市立総合病院の及川 友好副院長は「原発事故と脳卒中」、相馬中央病院の越智 小枝医師は「原発事故による健康被害とは」、坪倉 正治医師は「相馬地方の被ばくの現状とその対策」、森田 知宏医師は「原発事故後の高齢化」についてお話しくださり、会場からの質問にもわかりやすくご対応いただきました。

相馬地方で働く医師の方々

相馬地方で働く医師の方々。原発事故の人体への影響や、
高齢者が健康のために注意すべきことなどをお話しいただきました。
(2015年3月16日)

 

日   程 2015年3月16日 13時30分~17時
会   場 相馬市民会館 (福島県相馬市中村字北町51-1)
来 場 者 約280名
主   催 AAR Japan [認定NPO法人 難民を助ける会]
共   催 相馬市
社会福祉法人さぽうと21
後   援 外務省
国連人道問題調整事務所 (OCHA)
2015防災世界会議日本CSOネットワーク
福島民報社
福島民友新聞社
協   力 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科
協   賛 KPMGあずさ監査法人
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