【図書寄贈プロジェクト2013】
~福祉施設、仮設住宅等への書籍・雑誌寄贈~
<宮城県内11ヵ所に、2013年6月より配布中>
さぽうと21より被災地支援活動報告がございましたので転記致します。
東日本大震災発生からまもなく2年半が経とうとしております。御社のご寄付により、姉妹団体AAR Japan(認定NPO法人難民を助ける会、以下AAR)と協力しながら宮城県内で実施中の図書寄贈プロジェクトに関して、以下のとおり、活動の概要をご報告申し上げます。 |
2012年、被災地の仮設住宅や福祉施設の入居者や利用者向けの本が不足しておりました。そこで、当会が宮城県の被災地で夏期研修会(就学支援を受けている外国出身の学生を対象)を開催する際、小説、児童書、絵本、趣味の実用書などの蔵書の提供を全国に呼びかけたところ、わずか3週間の募集期間中に、約3000冊が集まりました。
譲っていただいた本は、夏期研修会参加者とAARが協力して、宮城県内の仮設住宅や福祉施設、手芸グループなど(主に6ヵ所)に寄贈した他、コンテナハウス1棟を購入して、気仙沼市鹿(しし)折(おり)地区の仮設商店街に集まってくる親子向けに、ミニ図書室を設置しました。
その後、他にも多くの施設等で書籍が不足していると伺い、定期的に読める雑誌のニーズも高かったことから、2013年度も図書寄贈プロジェクトを継続することに決定いたしました。今回は、AARが障がい者支援などを行っている以下の施設や仮設住宅に、新刊本約350冊と、年間購読雑誌23種類を寄贈しております。(雑誌は定期的に送付中です。)
多賀城市内の障がい児支援施設「たけちゃん家」には、子どもたちが大好きな絵本や児童書約100点をお贈りしました。 |
本や雑誌類をお届けした施設・団体等(宮城県内)
石巻市 小国の郷障がい者入居仮設住宅、寄磯小学校 寄磯コミュニティセンター(仮称・2013年12月開所予定) 気仙沼市 泉里会ケアホームめぐみ(障がい者向け) ネットワークオレンジ (障がい者支援) 仙台市 つぎはぎすっぺっ茶(手芸グループ) みどり工房若林(精神障がい者通所) 多賀城市 さくらんぼ(精神障がい者通所) たけちゃん家(障がい児施設) 山元町 工房地球村(精神障がい者通所) 亘理町 WATALIS (手芸工房) |
おしゃべりしながら手先を器用に動かす手芸グループ「つぎはぎすっぺっ茶」のみなさん。主婦の方を中心に活動されています。 左は手芸やリメイクの本をお届けしたAARスタッフ。