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サンキョー株式会社からのお知らせ

社会福祉法人さぽうと21 2016年度 東日本大震災関連支援事業 活動報告

障がい者福祉事業所「かたつむり」の建設開始に伴う地鎮祭の開催
(2016年11月/津波で流失した事業所の再建に向けて、工事開始)

岩手県大船渡市で障がい者の就労支援等に取り組む「かたつむり」は、障がい児の保護者同士の情報交換や子どもたちの成長を支える活動を目的として、2001年4月に作業所を開設した団体です。

しかし、2011年3月、東北地方を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災の大津波により、活動拠点だった建物と設備を失いました。

大きな悲しみの中、震災によって困難な状況に置かれた障害をもつ人々への支援を続けるために、地域の高齢者福祉団体とともに活動を再開。2013年4月には、「非営利型一般社団法人かたつむり」として登記を行い、現在に至るまで、プレハブの仮設事業所で利用者の方々とともに活動を継続してきました。

2014年になって、大船渡市の復興計画策定により、「かたつむり」の仮設事業所は津波浸水想定区域に指定されました。そのため、2018年3月末までに、津波の被害が及ばない安全な地域(高台)に法人の本拠地を移すよう通達を受け、急きょ移転先を探すこととなりました。

「かたつむり」は移転先を市内の猪川地区に定め、新事務所の設計を進めてきました。移転計画を支援するため、当会の姉妹団体 AAR Japanが2016年4月にチャリティコンサートを実施するなど(共催:さぽうと21)、その建設資金の支援を各地によびかけてまいりました。

このたび、皆様のご支援により、今年の夏より施工業者と共に進めてきた新施設の設計案と建設費の精査が終了し、11月4日に地鎮祭が行われました。

地鎮祭には「かたつむり」の役職員や利用者の方々、建設予定地の地主、施工業者に加え、AAR Japan会長の柳瀬 房子様とスタッフ2名、さぽうと21理事長の吹浦 忠正様も参加し、工事の無事を祈願いたしました。

利用者の方々は初めての地鎮祭に少し興奮していましたが、儀式が始まるとその厳かな雰囲気に合わせて、静かに進行を見守っていました。

地鎮祭の最後には、吉田 定かたつむり代表理事より、サンキョー株式会社及び多くの支援者の皆様への御礼の言葉が述べられました。

皆様のご支援のおかげで、来年春の竣工を目指し、ようやく建設工事が開始いたしました。「行き場のない子を作らない」「ゆっくりでも前進しキラキラしたものを残していこう」という、吉田代表理事や職員の方々の願いをかなえるために、新施設の一日も早い完成を、心より祈っております。

 

「かたつむり」の方からのコメント
・利用者(10代)   : 「新しい作業所がどうなるのかとても楽しみです。」

・施設長(大西氏) : 「ようやくここまでたどり着けた感があります。施工業者と協力して
よい結果になるようこれからも尽力したいです。」

 

支援先 非営利型一般社団法人 かたつむり
所在地 岩手県大船渡市赤崎町佐野84-4 ※仮設事業所
移転先 岩手県大船渡市猪川町字中井沢97-1
支援先の事業 就労継続支援B型(知的・精神・身体)、日中一次支援
利用者数 29名 (2016年11月末現在)
協力 AAR Japan [認定NPO法人 難民を助ける会]

 

地鎮祭の様子

吉田 定かたつむり代表理事による
ご挨拶の様子。最後に、これまでの
多くの支援に対して、御礼の言葉が
述べられました。
(2016年11月4日、岩手県大船渡市)

 

晩秋の晴天の一日、利用者の方々も含め、
多くの関係者が地鎮祭に出席しました。
被災後、本当に長い道のりでしたが、
ようやくゴールが見えてきました。
(2016年11月4日、岩手県大船渡市)

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