陸前高田市の子どもたちによる被災地応援コンサートでの発表を支援
（2015年3月29日開催、東京都千代田区・日比谷公会堂）

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東京都の日比谷公会堂で行われた被災地応援コンサート「みんなで歌おう お手てつないで夕やけ小やけコンサート」（主催：日本の唱歌・童謡を歌い継ぐ混成ア・カペラ三重唱ユニット「ももたらう」）に、震災発生以降支援してきた陸前高田市高田町の「田村ピアノ教室」（代表＝田村 尚子(なおこ)先生）の生徒32名を招待しました。
陸前高田市において、地域の文化センター的な役割を果たしてきた田村ピアノ教室は、東日本大震災により教室と田村代表の自宅が全壊・流失。生徒約40名のうち4名が津波で亡くなりました。街の再建が進まない中、サンキョー株式会社様のご寄付に基づき、当会は2012年に教室の再開を全面的に支援し、その後も交流を続けてきました。この度は生徒と保護者、引率者（音楽教諭）を含め32名を東京に2泊3日の行程で招待。上記の被災地応援コンサートにて、生徒の皆さんがコンサートに参加して舞台に立ちました。
関東大震災からの復興のシンボルとして1929年(昭和4年)に建てられた、由緒ある日比谷公会堂の舞台を経験した子どもたち。東京都区内の複雑極まる交通機関を上手に利用して、スカイツリーなどの見学も楽しんでもらうことができました。
コンサートを主催した「ももたらう」のメンバーのおひとり 吉野 真紀さんは、女性重唱グループ「アンサンブルMOMO」にも所属しています。2012年6月にはアンサンブルMOMOにご協力いただき、AARと当会が共同で、岩手県陸前高田市・釜石市、宮城県東松島市の高齢者施設や障がい者施設（合計6ヵ所）においてチャリティコンサートを開催しました。「被災地の方々のことを常に忘れない」という吉野さんの深い想いが、今回のコンサートにも引き継がれていると言えます。
建設当時、都内唯一の音楽ホールだった日比谷公会堂。しかし、老朽化と耐震化の必要性に伴って2016年度に大規模改修工事が計画されており、既に、2016年4月1日以降の利用受付は休止となっています。まもなく役割を終える歴史的な場所で、陸前高田市の子どもたちが震災を乗り越えて羽ばたく機会が得られたことに感謝しております。

 

 

旅　　程	2015年3月28日～3月30日　2泊3日
参　加　者	田村ピアノ教室　生徒・引率者　32名 （岩手県陸前高田市　/ 代表 ： 田村　尚子先生）
発　表　会	2015年3月29日　13時開演
会　　場	日比谷公会堂 （東京都千代田区）
コンサート主催	日本の唱歌・童謡を歌い継ぐ「ももたらう」
コンサート共催	NPO法人 日本の唱歌・童謡を歌い継ぐ「桃の会」 アンサンブルMOMO
コンサート協力	AAR Japan [認定NPO法人難民を助ける会] 社会福祉法人さぽうと21 株式会社東北メディアクリエイション