岩手県大船渡市の障がい者福祉事業所「かたつむり」の再建プロジェクトについて
（進捗状況のご報告 / 2016年12月）

東日本大震災の大津波により活動拠点を失った「かたつむり」の再建をご支援いただき、誠にありがとうございます。
かたつむりでは、障がい者が自由度の高い、いきいきとした共同生活を送れる施設となることを目指して、被災後も仮設の事業所で活動を続けております。

多くの方々のご支援により、大船渡市の猪川地区に新しい施設を建設することになり、2016年夏より、地元の施工業者と共に再建設計案を進めてまいりました。

12月には独立行政法人福祉医療機構からの借入に備えた書類の作成や準備を行い、このたび借入が決定いたしました。
現在、2017年春の竣工を目指して工事が進んでおります。

事業所の再建に向けた作業と並行して、利用者の皆さんは箱折、塩蔵わかめの梱包、陸前高田のお米を使った「たかたのゆめ煎餅」の梱包など、通常の活動も継続しています。
12月は主に、陸前高田市から請け負っているふるさと納税の返礼品の梱包・発送作業に取り組みました。
戸羽太陸 前高田市長も激励にご訪問くださり、一箱一箱を丁寧に梱包している様子をご覧いただきました。
また、クリスマス会や家族も参加をするもちつき会も行い、利用者の方々だけでなく、ご家族との交流も楽しむことができました。

 

「かたつむり」の方からのひとこと

・大西智史 施設長：ふるさと納税作業の最盛期の12月はチームワークで頑張っております。
1日400個という日もあり、感謝の気持ちを込めて、梱包ミスが無いように集中して仕事をしています。

・利用者の方より：クリスマス会は、本物（外国人の方）のサンタさんが登場してビックリ。
とっても体が大きいんだもん。
お菓子の沢山入ったプレゼントは外国の味がして美味しかったです。

 

支援先	非営利型一般社団法人 かたつむり
所在地	岩手県大船渡市赤崎町佐野84-4　※仮設事業所
移転先	岩手県大船渡市猪川町字中井沢97-1
支援先の事業	就労継続支援B型（知的・精神・身体）、日中一次支援
利用者数	29名（2016年12月末現在）
協力	AAR Japan [認定NPO法人 難民を助ける会]